PCXのクラッチ交換、台湾製のクラッチ組み込んで失敗・・・

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走行距離が4万Kmを超えたので、PCXのクラッチを交換してみました。

まずは外装を外して、カバーを外して、クラッチアウターを外していきます。ウェイトローラーの交換やベルト交換の経験があれば簡単です。

ところで・・・クラッチアウター見て下さい、かなり焼けてます。

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クラッチを交換するには、39mmのクラッチロックナットを外す必要あり。

インパクトドライバーも欲しいですね。

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クランプで止めなくても足で踏めばOK。
インパクトでは、ナットを全部外すのではなくちょっと緩めるだけです。

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体重を掛けて押しつけながらナットを外すと、スプリングの力で飛び出そうとするので注意しながら。

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純正のブレーキシューとスプリングを交換するよりも安い価格であった台湾?のクラッチ一式を組み込んでみました。コレが見事に失敗だったわけですが、理由は後述。

急がば回れ、安物買いの銭失い。まさにその通りだなー。

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押しつけながらロックナットを取り付け。

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本締めはまだやりません。

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クラッチには穴が開いているのでプーリーホルダーが使えます。
54Nmで締め付け。

この方法が一番簡単でしょう。

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ベルトやプーリーを取り付けておしまい。

  • プーリー:54Nm
  • クラッチアウター:49Nm
  • クランクケースカバー:10Nm

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一応、動くようです。 

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Vベルトは方向があるので組み込み時には注意。

このVベルトはキタコのやつです。
キタコのハイスピードプーリー専用ということで、純正よりもちょっと長い。耐久性は結構あるはず。

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で、乗ってみたところ、加速がしょぼい・・・

出だしがモッサリして低速トルクが無いわ、直ぐにニュートラルになるわで走りにくいったらありゃしない。回転数を上げて加速しようとするも回転数のみあがって速度が乗らない。WRは14gでこの前交換したばかり、脱脂はちゃんとやったので、問題はVベルトの摩耗かクラッチが糞だったというしかない。

取り外した純正クラッチをチェックしてみたところ、シューの厚みは3.7mm程ありまだ使える。(使用限度は2mm)

次回は、Vベルトを新品交換しつつクラッチを純正に戻してみよう。
こんなの全然駄目。遅すぎて事故る。 

今回組み込んだクラッチは、KN企画PCXライトチューニングクラッチというやつ。クラッチシューも薄いし耐久性も無さそうに見えます。115gの軽量化ということですが確かに軽いけど、その分回転数が上がるだけでパワーでないのか?WRとセッティング合ってないかもですが、わざわざWRを変えてセッティングするほどの熱意はもはや無いので、これに交換するくらいなら純正のシューとスプリングを交換した方が圧倒的に安定間違いなしだものみつを。