MT-09を1ヶ月ぶりに乗ろうかと思い、ホコリを被ったバイクカバーを外してみると、フロントホイールに水が溜まっていた。
猫ションかな?
手で触れて臭いを嗅いでみると・・・全く臭くない。
水?結露?
とりあえずフロントホイールの水を拭いて出発して、目的地に到着すると、今度はフロントフォークに垂れるほどの水滴が付いていた。
ぬぐって臭ってみると、グリスやシリコンスプレー系の臭い。
これは間違いなく、フロントフォークからのオイル漏れ!
うわーーーーーー最悪・・・
猫ションならば どれほど 良かったでしょう ウェッ♪
帰宅後に原因を究明してみると、ごくごく小さな縦傷がオイル漏れの原因となっていることが判明。
こんな小さな傷が最大の悩みの種になるとは、恐るべし倒立フォーク。
倒立フォークといえば、250SBも倒立フォーク。しかも、あちらのほうがハードに使っていて、飛び石もかなり接触しているはずだが、あちらにはこういう縦傷は今まで付いた事はなく、当然、オイル漏れの経験も無かった。
速度域が問題なのか?
とにかくこの状態ではバイクに乗れないので、研磨して応急処置をすることにした。
今からオーバーホールに出したら作業が完了するのは年明けになるのは確実。それまでにツーリングに行けたら行っておきたいので、オーバーホールに出すのは来年にして、とりあえず応急処置でお茶を濁せたら濁そうというわけ。
まず、耐水ペーパー1500番あたりで研磨して、次に2000番、コンパウンドで仕上げる形。
耐水ペーパーは水の代わりにフォークオイルを使うのがいいらしいが、無かったのでシリコンスプレーにした。
縦傷からのオイル漏れで分かる通り、フォークのインナーは縦方向の傷にはめっぽう弱い構造なので、研磨するはリング状(横方向)に施工していく。
とりあえず30分くらいで、さっさと適当にやってみた。
10kmほど走ってみて、オイル漏れのチェック。
うっすらオイルラインが出ているけど、以前のように漏れ漏れというわけではなく、素人研磨ながら効果はあったようだ。これなら、オーバーホールでプロに研磨してもらえば大丈夫だろう。傷の深さによっては再メッキで2万円近く余分にかかることになるけど、それも仕方ないかな。