ワークマンの激安レインウェアの防水性能をテストしたところ、ド派手に染み込む!

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先日、ワークマンで注文した超激安レインウェアの防水性能のほどは?

大雨の中をバイクで走行してみて、体感としてはまず「パーカーが邪魔」ということがわかった。パーカーを収納できないタイプのレインウェアは、バイク用には全く向いていない。むしろパーカーを伝って雨が首から入り込むので、そんなものは無い方がマシだ。

ロールアップで収納できないのは安物カッパの宿命なのか。

今回のカッパのスペックは耐水圧15000。
実売価格は1300円。

その防水性能は果たして!?

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断続的な雨の中を1時間30分ほど走った後──

(中にはメッシュジャケットを着ています)

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表面の撥水はちゃんとしている感じ。
袖の部分はいいとして──

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問題は体の前面。
表面は撥水しているように見えるが、雨が染み込んでる感じの不快感がある・・・

いったい中はどうなっているのか??

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ビッチョビチョ!
ポケットの中に入れていたスマホもビチョビチョ。

バイパスなどを通行したので時速70〜80あたりまで加速しているので、その時の雨の圧力はなかなかのもの。スペックの低いカッパだとやっぱり普通に貫通するのか。独特なジッパーの部分から浸水したのかもしれないが、この濡れっぷりを見ると生地からも雨が貫通している感じだ。

バイク走行というのはカッパにとってはシビアコンディションの1つなのだろうが、ここまでド派手に染み込んでいるのはなかなか衝撃的である。

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やっぱり腹の部分が染み込む
バイクに乗って前傾姿勢になると、ちょうど腹部のあたりでジッパーが山折りのようになるので、ジッパーに隙間ができて水が染み込んでくるのかもしれない。

夏場ならいいけど、秋冬には生死に関わるので使えないな。

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下はモンベルと謎メーカーの靴用カッパ?みたいなやつ。

こちらは全く濡れていなかった。

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靴用のカッパみたいなやつは今回初めて使ったが、案外防水性能が高い。

しかし、実はあまり合理的ではないということもわかった。

カッパのように持ち運び、雨が降ってきたら靴に被せると靴が濡れないというコンセプトの製品なのだが、まず根本的な問題として結構かさばるというのがある。ゴム底なのでそこそこの重さもあるし、これを持ち運ぶくらいなら、最初からレインブーツと履き替え用の靴を持ち運ぶ方が合理的かつスマートだ。

 充実のレインブーツたち

そんなわけで、バイク用途では思いの外水が染み込んだワークマンのレインウェアだが、価格から考えると十分使えるといえる。

肝心の防水性能があまり無くても防風性能はあるので、メッシュジャケットのレイヤリングとして使えるし、価格が安いのでビチョビチョのままバイクにかけて放置できるし、収納も雑に袋に突っ込めるし、ニクワックスで手入れしたりメーカーに修理に出すこともなく使い倒せるしで、安いことによるメリットも大いにある。