巷ではキャンプブームが過ぎ去ったので、好機!として、この秋からバイクキャンプを再開することにした。
バーナーやクッカーを持たずにコンパクトな焚き火台だけで調理できたら、バイクキャンプとしては荷物を減らせていい── というわけで、まずは感を取り戻すために焚き火の予行練習として、河原で焼き芋を焼くことにした。
たき火で焼き芋を焼く
最初、ワイルドぶってマグネシウムの棒で着火しようとしたら、いきなり雨が降ってきたのでライターと新聞紙で普通に着火した。
火起こしのこだわりは、バイクキャンプでは別に要らない──
ただでさえ移動で疲労しているのに、火起こしでさらに苦労する必要はない。
焚き火が燃えたら芋をアルミホイルでくるむ。
今回は、安納芋と紅あずまを用意した。
アルミホイルはダイソーであったキャラ物を使用したが、これってアルミホイルの外側にフィルムでキャラクターを貼り付けている構造になっているので、燃やすと有害物質がモクモク出るらしく、食品に使うのはあんまり良くない──
子どもの弁当のおにぎりを包むとかそういう用途向けで、加熱用じゃないみたいだ。(箱に書いとけよ)
薪が燃えて炭になりいい感じになってきたが、それと共に雨が強まってきた。
雨雲レーダーを見たら、夜まで雨はやまないらしい。
ゲェーーーッ!
焚き火を強制終了して手仕舞い、焼き芋は家のコンロで調理することにした。
焼き芋はフライパンで簡単に作れる
焼き芋はフライパンで加熱してみたが、これで十分だった。
- 蓋を乗せて、弱火で15分
- 火を止めて、予熱で15分
この調理法だと、紅あずまがやたら旨くなった。
この紅あずまを見よ。
水分しっとりで美味い。
焚き火調理のように皮が焦げることもないし、ふかし芋のように味気ない戦時中の味みたいになることもなく、甘みが引き立っている。
これからは、焼き芋を作る時はフライパンで調理しよう。
今回の予行練習では、昔買った焚き火台がまだ使えることがわかったので、買い替えずにキャンプに投入することにした。
コスパ良すぎでしょう。
芋の品種による美味しさのランク
フライパンでの焼き芋づくりに開眼した後日、調子乗って別のさつまいもで試してみたところ、死ぬほど不味く昭和の味、戦時中の味になってしまった。
初回の焼き芋に使った「紅はるか(紅あずまと思ったが違った)」は見た目こそ昭和のさつまいもだが、中身は水分が多くしっとりしていて絶妙に美味かったのだが、後日使った「徳島県産 鳴門金時」は昭和のさつまいもそのものだった。
いわばまさに、おばあちゃんがふかし芋で作るような芋で、甘みは非常に弱く身は粉っぽく、口の水分をすべて吸収して喉に詰まってしんどかった。関西のスーパーではよく見かける「鳴門金時」だが、今後は地雷品種として要警戒していきたい。
個人的さつまいもランキング2024では、「安納芋」や「シルクスイート」などのお菓子系は2口で食べ飽きるのでランクダウンして、「紅はるか」がトップランクに君臨している。
様々な品種のさつまいもを1本売りしている神スーパーがあれば、食べ比べてみても面白そう。