土砂崩れで通れなくなった奈良県十津川村の国道168号線の迂回路として、河原に仮設の道路が作られた。
十津川村などこの辺りは、台風の度に土砂崩れなど何らかの災害で道路が通れなくなるということで知られているが、メインの国道168号線が通れなくなるというのはレアケース。しかも!今回は迂回路としての適当な道が存在しなかったため、河原に無理やり仮設道路を作ったというレア中のレアケースということで、記念に走りに行ってきた。
4月9日〜19日まで通行止めだったためか、それともダート路を嫌気したのか、GW前の土日の168号線にも関わらず交通量は少ない。コロナの初期の自粛ムードの時くらい。
崩落ポイントは夢の湯の先にあり、その手間から迂回路に誘導された。
途中から河原に降りてダートに突入。
(道路情報なら)
青い点線のルートが仮設道路。
河原の砂利を重機で押し固めて作った仮設の道路で、オフ車からすると少々物足りないかもしれないが、オンロードバイクや重いバイクは慎重に走らないとヤバいし、車などでは押し固めてあるポイントから外れるとスタックする危険もあるので、みんなノロノロ徐行していた。
徐行していてもタイヤが4つある車が前を走ると砂埃がエグいので、車を先に行かせてしばらく待ってから進む。
仮設の橋もあり、ちょっとしたアスレチック気分。
ダート路を進むバイクや車。
まるで昭和初期の光景のよう。
文明崩壊後、異世界感、非日常的光景、そんな感じも味わえる仮設道路は今だけ!