バイクのクラッチワイヤーやアクセルワイヤーに注油するための専用工具「ワイヤーインジェクター」の使い方って難しくない?
みんなしれっと使ってる風を装ってるけど、実はうまく使えてない人が多いんじゃないのかと。
- うまい具合にオイルが入っていかない
- 注入口から逆流して吹き出してバイクにかかる
- どっち向きに付けるのが正解なの?
この工具、本当に必要なのだろうか?
ワイヤーインジェクターの取り付け方法
クラッチワイヤーの場合は、クラッチレバーを取り外してからケーブルを取り外して、ワイヤーインジェクターを取りける。
向きは、タイコ側が閉まってる部分になる。
ケーブル側は開いている方。
形状的に見ると「逆じゃん!」と思うが、実はこっちが正解なのだ。
あとは締め付けて取り付け完了。
締め付けが緩いと全然だめなので、キツめに締め付ける。
ワイヤーインジェクターの注油方法
ワイヤーインジェクターを取り付けたら、穴の部分にノズルを突っ込んでワイヤーオイルを注油する。
これで順調にオイルが潤滑していく・・・はずなのだが、ちゃんと入っているのかよくわからない。ノズル入れ口から逆噴射しまくるし、割とこぼれる。そして、にじむ。ウエスで包んだ状態でやったほうがいい。
仮に、オイルが入っていったとしても効率はあんまり良くないよね、これ。
ワイヤーケーブルにノズルを入れる方がいい
使っているワイヤーオイルは極細ノズルタイプなので、ワイヤーケーブルの隙間にゆっくり突っ込んでから中に直接注入してみた。
- ノズル入れる
- オイル注入
- ノズル抜く
- ワイヤーを上下させる
この手順だと潤滑がうまくいくので、ワイヤーインジェクターでちまちまやるより遥かにいいことが判明。
注意点としては、金属ノズルなのでケーブルやワイヤーに接触させて傷つけないようにすること。あんまり奥まで突っ込まないこと。
極細金属ノズルタイプなら直接ケーブルの隙間からワイヤーに注油できる。その反面、ワイヤーインジェクターの穴に使うと隙間ができるので、そこから逆流してしまう。つまり、こいつはワイヤーインジェクターには向いていない。
ワイヤーインジェクターに使うには、こういうノズルが太いタイプのワイヤーオイルがいいみたい。