250SBが走行18,000kmを超えてややメカノイズが増えてきました。タペット音の他に、カムチェーンが伸びたガチャガチャ音がするようなしないような。
通常は、自動でカムチェーンが伸びた分を調節してくれるカムチェーンテンショナ(正式名カムシャフトチェーンテンショナ)というパーツが役立つのですが、Dトラ/KLXのエンジンに付いているカムチェーンテンショナは半手動式とのこと。なんじゃそら、というわけで、カムチェーンテンショナを調節しないといけません。
どうせならと、DトラX用の最新カムチェーンテンショナ一式に交換することにしました。パーツ代で6,000円くらい。
使った工具
- 10M ソケット / ラチェットレンチ
- 8M メガネレンチ
- 8M ストレートメガネレンチ
- トルクレンチ
テンショナは、3本のボルトで取り付けられています。
2本の8Mボルトは取り外しにくく、ソケットは諦めてメガネレンチを使用しました。
手前の8Mボルトは、普通のメガネレンチや六角ソケットでは干渉してしまうので、ストレートタイプのメガネレンチを購入しました。
下がストレートタイプ。
ソケットは、六角ではなくこういうメガネレンチっぽいタイプじゃないと奥までしっかりはまりません。近くのホームセンターでは、このタイプのソケットは12.5しかなく9.5が売ってなかったので諦めました。
締め付けトルク
- カムシャフトチェーンテンショナ 取り付けボルト 8M:9.8 N.m
- カムシャフトチェーンテンショナ キャップボルト 10M:15 N.m
なので8Mのボルトは手トルクで締め付け。
8Mボルトなので、オーバートルクでねじ切らないように注意。
カムチェーンテンショナの交換・調節
エンジンオイルが少量出るので、ウエスを敷いて。
まず、真ん中の10Mボルトを取り外し。
2本の8Mボルトを取り外して、カムチェーンテンショナ本体をゆっくり取り外します。
カムチェーンをつっぱる棒を引っ込めたりしないように注意。
上が取り外したもの、下がDトラX用の新品です。
正直、違いはわかりません。
取り付けは、取り外しとは逆にまず8Mボルトを取り付けてから10Mボルトです。
サービスマニュアルではツメを引っ込めた状態で取り付けとありますが、カムチェーンは伸びてるわけで、取り外したテンショナーのツメと同じ長さにして1か2メモリ(ノッチ)伸ばして取り付けました。
サブテンショナーはエキパイを取り外さないと交換が無理なので、今回はスルー。
新品に交換した効果の程はというと・・・・正直、よくわかりません。
でも、調節する良い機会にはなりました。
参考にしたサイト