Mic Mini (TX)はGoProでは使い物にならない?
最初、ワイヤレスマイクのDJI Mic Mini (TX)だけを購入してGoPro HERO13やiPhoneで使えるか試してみたのだが、全く使い物にはならなかった。
同じDJIのワイヤレスマイクであっても、Mic 2ならGoPro HEROにペアリングして高音質な録音ができるので、単に相性問題なのかはわからないが、とにかくMic Miniを使うならDJIのアクションカメラを買えという強い意志を感じずにはいられなかった。
iPhoneなら、レシーバーを取り付けると高音質で録音ができるようになるので、GoProでもレシーバーを使えばいいのだが、そうなるとGoPro本体にマイクアダプター、さらにそこからレシーバーを取り付けることになるので、有線マイクよりも大掛かりになってしまう。
そこで、値段がつくうちに手持ちのGoPro HERO 12を売却して、その金でセールになっていたAction 4を購入することにした。
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Action 4とMic miniで撮影テスト
DJI Action 4は一見するとGoProのようで、GoProとはちょっと違った。マウンターは互換性があるので入れ替えるのは簡単だが、使い慣れるまではちょっと時間がかかりそうだ。
Action 4やAction 5ならDJI Mic Mini (TX)はレシーバー無しでペアリングするだけで使える。それだけで、そこそこの音質のワイヤレスマイクが使えるので、これだけでもアクションカムとしては非常に強みとなる。
音声はステレオで録音されるが、編集時にはモノラル扱いになっていたので実際にはモノラル音声なのか?ヘルメット内部の音を拾うだけならモノラルの方がいいけどね。ただ、真冬はヘルメットの中が結露するので、ワイヤレスマイクにはあまり良くないかもしれない。
Action 4の接続には、GoProと同じマウンターを使いまわしたが、カメラアングルがやや高めだったので、撮影前にはDJI Mimoアプリで画角チェックしたほうがいいだろう。Action 4は撮影中に前面ディスプレイで画角プレビューができないので、GoProよりも使いにくさがある。
Action 4の画質
DJI Action 4の映像については、何もしていない状態の素の映像はGoPro HERO12や13と比較すると色温度が低く、一昔前のアクションカムのような映像になる。特に、逆光時や冬の薄曇りの夕方などは薄暗い映像になるので、編集時に彩度などをいじってやる必要がある。
というわけで、以下の動画のクリップは、編集して彩度や明るさをアップさせているのであまり参考にはなりませんが、一応掲載しておきます。
明るい場所は、彩度を上げるだけでも見れる映像になる。
明るいシーンで調節すると、逆光時にはこのようになる。
GoProも似たようなものだが、12や13の映像より一段落ちる。
明るい場所でも薄曇りだと微妙。
しかも、弄りまくってこれ。
こちらは、内カメのGoPro HERO13。
色温度の調節はしていない。
再びAction 4。暗い場所は全く映らない。
Action 5ではGoProライクな映像に変更されたらしく、こちらについては旧モデルの利用者からは賛否両論あるようだが、個人的にはAction 5のほうがいいと感じる。アクションカム利用者の多くは、そこまで熱心に動画編集を行うわけではないし、撮って出しできれいな映像であればそれに越したことはない。
Mic Miniの対応とマグネットでの着脱のシームレスさは感動したが、映像についてはガッカリした。
バイク動画のメインのカメラはGoPro HERO 13のままにして、Action 4はサブカメラとして使用しつつ、ワイヤレスマイク用に使う感じで使い分けることにしよう。