購入して間もないバイクカバーが、冬季特有の強風の影響を受けてステッチ部分に裂け目ができてしまった。
強風でパラシュートみたいに膨らんでたしな!
そもそもこの新しいバイクカバーは、以前使っていたYAMAHAのバイクカバーと比べて生地がちょっとペラくて風でバタつきやすく、 強風で何度もバタついたことで防水用のシームテープが剥がれて、縫い目がシングルステッチなので強風に耐えられずに裂けたようだ。
裏面はこんな感じになっていた。
生地にシワもできているし、強風の影響は凄まじい。
バイクカバーの強風対策は別記事でやるとして、今回は裂けたバイクカバーを補修してシームテープを貼り付ける作業をやっていこう。裂け目の補修とシームテープの貼り付けは、自転車カバーにテントやタープ、ゴアテックスのレインウェアなどにも応用できる。
- 裂け目を縫い直す
- シームテープを貼り付ける
今回できた裂け目は15cmほど。
これなら手縫いでもいけそうだ。
まずは裁縫の基礎をWebサイトから収集して、裂け目をミシン糸で縫い合わせた。
シームテープは、オリジナルと同じ20mm幅の物を注文しておいた。
某バイクカバーメーカーからは強力なシールタイプのシームテープが出ていて楽そうだなと思ったが、ユーザーレビューで「経年劣化により粘着物質が出る」という気になる報告があったので、バイクにベトベトが付いたら嫌なので通常のシームテープを施工することにした。
普通のシームテープはだいたい1,000円以下で購入できる。
長さは30mあるので、コスパは良い。
シームテープの貼り付け
- シームテープをカットする
- 通常のテープと同じように、巻き付いている内側を下にする
- キッチンペーパーを当て布にしてアイロンで圧着する
初めての作業なので、切れ目のない1本のシームテープにはこだわらずに、作業のやりやすい適度な長さにカットして数回に分けて圧着していく。
段ボール箱をアイロン台にして作業する。
アイロンが直接バイクカバーに触れないように注意。
作業部位ではない場所は、タオルなどで覆っておく。じゃないと溶かす。
この作業には小さいアイロンが適している。
なんかいい感じになった。
良く見て、生地とテープが圧着されているかチェックする。
アイロンの温度が足りないとしっかり貼り付かないし、温度が高すぎると生地まで溶けてしまう。
アイロンの温度は「中」あたりでやってみた。
長く当てるとシームテープが溶けたけど、温度としてはこんなもんかな。
無事、裂け目が塞がった。
シームテープで防水もできているはず。
やり方さえ分かれば簡単な作業なので、また剥がれたら張り替えれば良いや。
ヤマハのバイクカバーにはシームテープが付いていないので、気が向いたらそっちにもシームテープを貼り付けてみようかな?