DIYでタイヤ交換していると溜まってくる古タイヤ。
普通は、バイク屋やガソリンスタンドで引き取って貰うものですが、持ち込む手間が掛かる上に、処分料として1本300円〜数百円程度支払わなければなりません。たった300円でも、数本になってくるとなかなかバカにならない値段です。
同じようにDIYでタイヤ交換している人のサイトでは、タイヤを解体してゴム部分とワイヤー部分に分別して、ゴムの部分は燃えるゴミとして出すというテクニックが紹介されていました。なるほど〜というわけで、自分でもやってみました。
必要な物は、そこそこ切れるちゃんとしたメーカー(OLFAなど)の普通のカッターとグローブだけです。
ワイヤーが通っているのはビード部分。
そこを避けて、カッターで切れ込みを入れます。
切れ込みを入れたビードを引っ張りながら、ザクザクと切っていきます。
最初は切りにくいですが、ある程度穴が大きくなって、引っ張ってテンションを掛けられるようになると、驚くほどザクザク切れるようになります。指を切らないように集中。
※ ビードにあるワイヤーにカッターが当たると刃こぼれするので注意。
ビードを取り外したら、後は簡単。タイヤをぶつ切りにします。
これもテンションを掛けて切っていくのですが、足で踏むとやりやすい。
こうやって分解すると、タイヤの構造がよく分かりますね。
バイアスタイヤは繊維層が薄くて入り組んでいないので簡単に切れますが、ラジアルタイヤは繊維層が厚くて編み込まれているので、ちょっと切りにくいです。
また、最近のラジアルタイヤはワイヤーがビード以外にも仕込まれているようで、例えば「S20EVO」なんかは、ビードを切り取ってからぶつ切りにするのに、カッターだけではできないようになっています。
お住まいの地域のゴミのルールにもよりますが、一般的な自治体ではゴムの部分は少しずつ「燃えるゴミ」に混ぜて捨てていけばモーマンタイ。もはやこれは、タイヤではなくゴムの塊ですからね。
問題はビードのワイヤー部分ですが、「燃えないゴミ」または「埋め立てゴミ」などに分類されます。安物の「ボルトクリッパー(番線カッター)」でカットして分別して捨てましょう。
追記:2017/03/11 2:25