PCXタイ仕様の一番の弱点である「ヘッドライトのショボさ」を克服すべく、高効率のヘッドライトバルブに交換してみました。
この手の製品ではM&Hマツシマの製品が定番のようですが、今回はPIAAの「H6M ヘッドライトバルブクリアホワイトX」という製品をチョイスしました。25/25w 12vのものです。
40/40w相当の明るさになるということですが、どうなのでしょうか。
PCX(タイ仕様)のヘッドライトバルブ交換手順
PCX(日本仕様)のヘッドライトバルブの交換は、サービスマニュアルによると以下の手順の通りになっています。
- HS5 35/30W 12Vハロゲンバルブを2個用意。
- ダストカバー(ゴム製)を取り外す。
- ヘッドライトバルブを反時計方向に回し取り外す。
- ヘッドライトカプラの接続を取り外す。
タイ仕様はヘッドライトバルブがPH7ですので、実際にはこれよりもやや面倒な作業となります。
まずは、ポジションライトの交換時と同じくフロントカウルの下から手を突っ込んで、ヘッドライトの真裏にあるゴム製のダストカバーを取り外します。
饅頭くらいの大きさのなので触れば直ぐに分かります。
その後、ヘッドライトコネクターを押し込みつつ回して取り外します。これでやっとヘッドライトバルブが取り外せるようになります。
後は、ヘッドライトバルブを交換してコネクターとダストカバーを取り付けるだけですが、これがなかなかやりにくい。
まず、ヘッドライトバルブの取り付け位置は、丁度ハンダのポッチが真下に来るように取り付けます。
次に、コネクター取り付けですが、これは、3方向にあるツメを差し込める位置に上手い具合にあてがって、押し込んで回す必要があります。この作業が、とにかく目で見えないので厄介でした。一度、指でツメ差し込み口の位置を確認しておくと良いでしょう。
コネクターが上手くハマったら、一度エンジンをかけてヘッドライトが正常に点灯するかチェックします。正常に点灯するようなら、ダストカバーを取り付けて終了です。ダストカバーを取り付ける際は、「TOP」の文字を上に、配線が下に来るようにして取り付けます。
点灯してみる
とりあえずこんな感じです。
端的に印象を述べると以下の様になります。投資金額は4000円ちょっとですから、それを考えると妥当な変化だと思います。
- 光の色:ノーマルよりも白いけど、あくまでもマイルドな白さ。
- 明るさ:ノーマルよりも大分明るい、PH7にしては頑張っている方。
これで、夜間の山道もかなり走りやすくなりました。
ただ、ハイビーム状態の時は、一部分に収束しすぎで足下は相変わらず暗くて使いにくいですね。(青色LEDも眩しいし・・・)