[PCX] タイ仕様のPCX 125を購入

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山奥の細い道に入って釣りをするのに「カブ110」か「KSR 110」を購入しようとネットで情報を漁っていると、「PCX」なるタイホンダ製のスクーターを知り、一目惚れ。

しかし、このクラスでは今一番人気の車種で、どの店も納車待ちでいつになるか検討も付かないという事でした・・・。それでも諦めきれずネットで探していると、タイ仕様なら在庫有りのショップがあったので速攻手続きして納車と相成りました。

日本国内仕様とタイ仕様(本国仕様)の違いをザッと並べると、以下の様な感じになります。(マフラーやメーカー保証期間、納車整備費用にも違いがあります。)国内仕様は何と言ってもヘッドライトがハロゲンバルブ x 2で明るいこと。マツシマのホワイトゴーストかサファイアにでも交換すればHIDを買わずとも満足できそうです。

逆に、タイ仕様はヘッドライトが白熱球バルブで暗いのがネックですが、トルクカムとイモアラーム標準装備というメリットもありで、どちらを選ぶかは一長一短と言ったところ。

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(タイ仕様の説明書は、何が書いてあるのかサッパリわかりません。)

PCX 125 スペック

  • エンジン:水冷4ストロークOHC単気筒
  • 最高出力:11.5ps / 8500rpm
  • 全長×全幅×全高(m):1.915 x 0.740 x 1.090
  • 軸距(m):1.305
  • 最低地上高(m):0.130
  • シート高(m):0.760
  • 燃料タンク(ℓ):6.1
  • 車両重量(kg):126
  • 燃料消費率(km/ℓ):53.0(実燃費はリッター40ちょいくらい)
  • プラグ:CPR7EA-9(NGK)
  • Fタイヤ:90/90 14M/C 46P(IRC SS-560F)
  • Rタイヤ:100/90 14MC 57P(IRC SS-560R)

日本国内仕様

  • 車体カラー:白、赤、黒
  • フロントグリル:車体カラーと同色
  • シートの色:黒
  • イモビアラーム:オプション(リモコン無し)
  • トルクカム:加速の谷がある
  • ヘッドライト:ハロゲンバルブ HS5 x 2
  • ホンダのサポート:有り

タイ仕様

  • 車体カラー:白、黒、金、銀
  • フロントグリル:シルバーメッキ
  • シートの色:茶
  • イモビアラーム:標準装備(リモコン付き)
  • トルクカム:加速時に谷がない
  • ヘッドライト:12V – 25/25W x 2
  • ホンダのサポート:無し

排ガス規制でマフラーの抜けの良さやトルクカムの形状も違うことから、タイ仕様の方が元気よく走ります。また、(音は小さいものの)リモコン付きのイモビアラームを標準装備しているのも特徴です。

この2点にあまり魅力を感じなければ、ヘッドライトバルブが明るく、メーカーサポートのある日本仕様の方が安心して乗れるでしょう。

PCX 125(2010モデル)の感想

まず、車体の大きさですが、国産の250ccスクーターと比べると2まわり程小さいといった印象です。それでも、全長や車幅は250ccオフ・モタードと同じくらいなので、駐車スペースはそれなりに必要です。

タイヤは14インチなので、ある程度の場所であれば入っていけますが、スクーターなのであまり大胆な事はできません。また、ATでパーキングブレーキが無く、万が一、急勾配な下りで行き止まりになると色々と困難なので、ややこしい場所に入るときには注意が必要です。

乗り心地は良く、音も静か

乗り心地は、最新式のスクーターだけあってかなり良く、直進安定性もかなり安定しています。また、排気音もめちゃくちゃ静かです。逆に、静かすぎて車から見落とされがちに感じる事もしばしばあるくらい。交通量の多い道路を良く使用するのなら、あえて、もう少し五月蠅いマフラーに交換してもいいかもしれません。

平地はスムーズに加速、坂道はちょっと苦手

(タイ仕様の)加速は、駆動系を弄っていない状態でもスムーズに加速していきます。但しこれは平地や下りでの場合で、上り坂になると、フルスロットルでもメーターが12時の方向までいきません。これは小排気量車だから仕方のないことですが、やはり、登坂車線のあるような峠道で一旦減速して再加速するようなシチュエーションは最も苦手なようです。

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メットインスペースには、釣り具やら着替えやらを入れた上で、仕舞寸法50cm程度のパックロッド「プライムゲート 5105TLFS」が入ります。これにリアボックスとバックパックも加えれば、なかなかの積載量になります。

2リットルペットボトル2本とネギも入ります。

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全然使えないのが、あまり入らないダッシュボード。

鍵がかからないので、金目の物を入れておくと盗難される恐れがあります。ティッシュやウェットティッシュ、ウエスでも入れておきますか。

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残念ながら、メーターに時計はありません。

左のゴムボタンでODOメーターとトリップメーター切り替え。
トリップメーター長押しでカウントリセットです。