バイクの積載量をもうちょっとアップしたいということで、GIVIのトップケースを37Lから43Lに買い替えた。
37Lから43L、数字でみるとそんなに変わらないように感じるが、新しいトップケースは形状がいかにも箱という形状で物を入れやすく、実際の容量は数字以上にアップした。
ベースはモノロックのままなので、以前と同じベースが使い回せるのも有り難い。
GIVIの箱というと、以前はいかにもGIVIなタイプが多かったが、最近はアドベンチャーバイク向けにシンプルな箱タイプも増えてきている。
今回の箱は、その廉価版のようなタイプ。
未塗装だし反射板は付いていないし、正直いって作りは以前使っていた37Lタイプよりもかなりチープ。よく言えば無骨さがある。
流線型のGIVI箱はオフモタには合わないが、これならしっくりくる。
ロックの構造は自動ロックじゃなく、キーを装着したままロックする必要がある。
ロックの仕方にちょっと癖があるけど、個人的にこのタイプは気に入っている。
インキーする心配が無いから。
チープさここに極まれりだと感じたのが、蓋の紐が速攻でブチっと切れたこと。
使って数日しか経っていないのに、早くも2本の紐が切れてしまった。
今までのGIVI箱では経験したことがなかったのでちょっと驚いたが、この箱は蓋が結構重いので、紐がその重さに耐えられなかったようだ。ちなみにこの紐は「開口制御プラスチック」という名称でリペアパーツが販売されているが、買い替えてもどうせまた切れるような気がするので、紐無しで使うことにした。
紐が無くなったことで蓋をフルで開けるようになった。
ヒンジに余計な負担がかかりそうだが、これはこれで便利だ。
何が便利か?
蓋の部分に荷物を置くことができるので、荷物の整理をする時などにめちゃくちゃ使えるのだ。
まさに怪我の功名、災い転じて福となす。
という具合に色々と癖のある製品なので万人におすすめはできないが、分かった上で使うならこの箱は便利かもしれない。価格も、普通のGIVI箱と比べると1万円ほど安いし。