和歌山県橋本市にある似賀尾池にて、「スモールマウスバス」が捕獲されたことが大々的なニュースとなっています。
和歌山県内でスモールマウスバスの生息が確認されたのは、七色ダムに続いてのこと。規模の小さな野池では関西初ということで、報道の大きさから見て想像以上に問題視されているようです。
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コクチバスが県内で確認されたのは、2000年頃、北山村の七色ダム貯水池で見つかって以来2例目。同市のため池にコクチバスがいるとの情報が、インター ネット上などで流れたため、同館が昨年夏頃から調査を開始。10月には10~15センチのコクチバスが10匹ほど見つかった。「放っておけば生息地は広がる一方。違法放流する者がいないか、地域でも警戒してほしい」と話している。
ここは知ってる人なら知ってる池でして、予てよりスモールマウスバスがいると人づてで噂になっていました。
池には湧き水が流れ込んでいて上流には民家が無いため、野池としては非常に水質がクリアです。その為、“クリア池”といった通称があったほど。
しかし、環境がよい割に魚影は非常に薄くて、根掛かり頻発する割にノーバイト・ノーフィッシュはざら。さらに、デカバスも居ないためバス釣り場としての魅力はあまりありません。釣果掲示板~EnjoyFishing~によると、2006年の時点でスモールが釣れていたみたいですね。
自分をはじめ周りの人間は、ここでスモールマウスバスを釣ったことは無かったので、今回のニュースで初めて生存を確認できたくらいですが・・・。ニュースによると、10回捕獲を試みたということなので、やはり生息数はかなり少ないようです。(噂では1回水を抜いたとかで、それで減少したのかもしれません。)
ちなみに、この池の下にある池も、昨年秋までは結構キレイな池だったのですが、昨年秋に水を抜いて害魚駆除を行った後に護岸工事が行われ、見事に壊滅してしまいました。
この分だと、似賀尾池も今年の秋頃には完全に水が抜かれるのではないでしょうか。