PCXの持病とされている、ベアリングが「ガーガー」言い出す症状。ガーガーいうけど普通に走るのでそのまま使っていましたが、格安で中華の専用工具を揃えることができたので、ベアリング交換にチャレンジしてみました。
PCXの異音の原因はホイールベアリングではなく、クラッチの中にあるベアリングになります。
なのでクラッチシューまで外したことがある人なら、難なく作業を進めることができます。
必要な工具
- クリップ外し
- ベアリングプーラー
- ブッシングドライバー
- ゴムハンマー
ついでにウェイトローラーも新品交換。
14gにしたけど、ちょっと軽いかな?
クラッチを取り外した状態。
上のカバーを外すとポッチが出てくるので、穴に指を入れて裏側から押し出して取り外せば引き抜けるようになる。
そして、べリングを取り外していく。
まずはニードルベアリングを取り外してからベアリングの順。
ニードルベアリングは固いけど専用工具さえあれば難なく引き抜ける。ベアリングは奥まっているので、ベアリングプーラーを取り付けるのにちょっとコツがいります。
取り外したベアリングと新品ベアリング。
指を入れて回してみる。
全然滑らかさが違う。
PCXフロントベアリング
純正:NTN 6201LLU 内径12mm 外径32mm
- 6201LLU NTN x2
- ダストシール
- カラー
ドリブンフェイスベアリング
ニードルベアリング:20x29x18 x 1
純正:6902U x 1(内径15mm 外径35mm )
- 6902LLU NTN x 1
- ニードルベアリング:20x29x18 x 1
ニードルベアリングはhonda純正しかなさそう。
ゴムハンマーと専用のアルミ製のやつでベアリングの打ち込み。ベアリングの打ち込み作業は、取り外しとは反対にニードルベアリングが鬼門でした。
かなり固いので、ドライヤーなどで温めた上でカンカンカンカン打ち込むことになります。近所から苦情が来ないように時間帯に注意。
ニードルベアリングを面一になるまで打ち込んで完了。
ホイールベアリングより小さいベアリングですが、これだけでも全然変わります。どんだけ凄いかというと、押し引きするときの音が無音。
以前はガーーーーーーっていっていましたが、これがPCX本来の音なのか?