- 場所:紀伊水道に面した地磯Yのシャロー(藻場)
- 時間:15:00~19:30
- 気温:晴天でめちゃ暑い
- 潮汐:小潮の干潮
まず、到着するなり藻の育成状況に愕然。前回よりも更に成長していて、更に干潮ということも相まってちょっとした池の様。
水研だより 53号によると、ホンダワラ、アカモクといった藻が繁茂しているゾーンは、ヨコエビなどの餌が豊富なのでメバルやカサゴ、アイナメなどの根魚も居着きやすいとのこと。また、宮城県のロックフィッシュ情報では、ホンダワラの繁茂しているポイントで良型ベッコウゾイ!といったネタをよく目にするので良さそうではあるが、とにかく釣りにくい。
まずはベタに、オフセットフックのダウンショットで足下から周囲10mほどの藻の切れ目を神経質に釣っていくことにした。雰囲気的には如何にも大型が潜んでいそうだが、釣れるのは小型のカサゴばかり。小型とはいえ根に潜るツッコミパワーは結構あるので、ホンダワラも一緒に釣り上げる事になる。コンコン・・・!ググッ・・・重い!大物キター!!・・・藻がグワー!!といった感じで、ギャラリーが居ると少々ハズい。
(魚には藻がクッションになるので、地面において写真を撮る際にはよいけどね。)
この辺りは、岩場があって藻場があってその15m先は開けている、そのポイントを狙うのに飛ばしウキを使ってみた。使った飛ばしウキは「メバトロボールのSS(スローシンキング) 」。これを開けたポイントにキャストして、しばしステイさせた後、超スローでコントロールしつつ藻の隙間を引くという使い方。
日中ということもあってか小型〜そこそこサイズばかりだが、1キャスト1ヒットくらいの入れ食い状態になった。恐らく殆どの人が敬遠していたポイントだったのだろう。フローティング系の飛ばしウキは、こういったストラクチャーが多いシャローでこそ真価を発揮するのかも知れない。
藻場での取り込み方ですが、開けた場所で魚がかかった場合には、開けた場所で一気に水面まで浮かせてから藻場の上をすべらせて取り込むようにすると良い感じ。藻に潜られた場合は、1分ほど待ったりテンション緩めたりたまに引っ張ったりしていると結構外れる or 藻の束毎引っこ抜けるので、そういう意味では、テトラ帯や岩場よりも勝算は高いと感じます。