夕方から雨との予報だったので、釣りへは行かず久しぶりに高野山町石道を登ってきました。休日でも遭遇する人は1桁というマイナーな林道です。
高野山町石道は、九度山の慈尊院から高野山大門までが一般的なコースとなっていますが、大門まで登ると帰りはケーブルカー経由になって帰りの電車賃が跳ね上がるので、矢立まで登ってから紀伊細川駅まで下るコースをとりました。
- 5/22:高野山町石道(慈尊院〜紀伊細川)
- 12:45に慈尊院から出発
- 16:25に矢立に到着
- 補給食など:薄めたアクエリアス1リットル、おにぎり1個、カロリーメイト2本、ソイジョイ1本
(デジカメを忘れたので過去の写真を交えて紹介しています。)
慈尊院の横の道から柿畑を延々と抜けて、上に小さく見える電波塔の辺りまで上り坂が続きます。
まだまだ畑。
柿畑の中に展望台があります。
ここからしばらくはまともな休憩所が無いので、ここでしばし休憩。
秋口には、柿とみかんが無人販売に並びます。
下りの人はここで調達して、先ほどの休憩所で食べると丁度良さそうです。自分はもっぱら上り専門なので、こういうのはスルーです。
電波塔近影。
ここからやっと林道に入ります。
ちなみにこの町石道は、バイクは当然として自転車での進入も禁止になっているので注意。
登山道というよりは林道といった感じで、マイナーでもあるため人通りはまばら。それでも、分岐点には必ずこういった看板があるのでまず道に迷うことはありません。
杉や檜の植林と落葉樹林のスキマ。
お地蔵さん。
誰かが置いた小銭があるけど、そいういうものじゃないだろう。
逆に登りにくい階段。
横から登る。
注意書きが消えて「狩猟にしましょう」となっている。
何故かプレデターを想像した。
大門までまっすぐ行くルートと、丹生都比売神社に寄り道するルートの分岐点。
丹生都比売神社へ寄り道するのはあまりオススメしません。なぜなら、完全に道路に出てしまうからです。
ここって、なんだか凄い神社なの?
バスでも来られるようです。
牛若丸と弁慶が戦いそうな橋。
神社よりこっちの方がインパクトあるかも。
再び町石道に合流。
切り株に誰かが自作したお地蔵様。
凄いチープだけど、なんだか穏やかさは伝わってくる。
そして、誰かがお金を置いている。
不思議な気分。
こういうのが、海とはまた違った山の良さ。
しばらく進むとゴルフ場。
これが雰囲気をぶち壊してくれる。
こんな真横にゴルフ場なんか作るかね。
高野山の世界遺産登録の前に作られたのだろうけども、町石道自体は昔からあったものだし。配慮するのが普通だろう。
ゴルフ場近辺は注意書きばっかりだ。
町石道はトレランや足腰鍛えるのには良いけど、観光で訪れる雰囲気じゃ無いね。
矢立に到着。
国道480号を横断します。
大休憩やドリンクの補給もここで。
紀伊細川駅に行くのもここから。
矢立から大門まで6kmほど。
紀伊細川駅までと同じくらいです。
町石道は大門の真正面に出ます。
ただ、いきなり道路があるので登頂した余韻は全然ありません。
慈尊院から大門まで、普通のペースで5~6時間程度のコースです。
秋口〜冬期は昼過ぎに登り始めると確実に後半はナイトハイクになり、猪が出てきて恐怖体験をするハメになりますが、春〜夏期は日没までに余裕で登れるでしょう。ただ、気温が高くなると蜂・アブ・ブヨ・蛇によく遭遇するので危険度は増します。
あと、山道の途中では自販機などは当然ありませんので、ドリンクは最低でも1リットルは必要です。矢立に出れば自販機で補給可能です。途中で上古沢に下るルートでも補給は可能ですが、かなり急勾配かつ殆ど誰も利用しないルートで荒れていますのでオススメしません。
こいつは、以前、紀伊細川駅にいた猫。
でも、もういませんでした。貴志駅のたま駅長の様にはなれなかったようです。
人なつっこいやんちゃ猫だったので、誰かに飼われて幸福になっていると良いのですが。