TANAXのラジカルミラーはジョイント部分が可動式になっているので、転倒しても壊れににくいことからオフロード系バイクの定番ミラーとなっているが、バイパスや高速道路でそれなりの速度を出すと、風圧で勝手に倒れてくるというデメリットもある。
その問題は、付け根とミラーの2個所のジョイント部分をちょい硬めに調整することでそんなに気にはならなくなったが、バイクカバーを被せる時にミラーを動かしまくっていたら、ミラー部分の樹脂が摩耗したのか、+ネジを締め込んでもユルユルになってしまった。
とりあえず内部構造を知るために、+ネジを緩めてミラーを外してみた。
ミラーの棒は網目状になっていた。
この網目の部分とミラーの樹脂の摩擦力で固定しているようだ。
なので、ミラーをクルクル動かしまくると樹脂が摩耗してしまって、ホールド力が無くなるってわけね。
とりあえず、ミラーの固定位置を変更してみようか?
ミラーの固定位置をやや上に変更。
+ネジを締め込んでいくと・・・ガッチリ固定できた!
ミラーはクルクルしてきた時は、+ネジの締め込みよりも固定位置の変更の方が効果的なようだ。むしろ、+ネジを締め込みすぎてネジ山を舐めないように注意すべきかな。
そんな感じでちょっと癖のあるミラーなので、調整がうまくできないユーザーからの評価はいまいちなミラーとなっていますが、可倒式ミラーってそんなもんでしょう。ちなみに、このミラーはラジカルEXミラーという廃番になっているモデル(Made in Japan)で、今売っているラジカルミラーとはちょっと違うので、もしかしたら内部構造が変わっているかもしれません。