GoPro HERO 11 Black Miniで夜間撮影はどうなのか?
ということで、手持ちで撮影テストをしてみた。
夜の大阪ディープエリア(天王寺〜西成)を徘徊して、どのくらい手ブレするか?暗所撮影ができているか?内蔵マイクだけで音を拾えるか?熱暴走せずに長時間撮影ができるか?などをチェック。
- マウント:MonoPod(自撮り棒)手持ち
- 撮影モード:SuperView
- 解像度:4K
- フレームレート:60fps
- ISO:デフォ(自動)
天王寺中心部のような市街地ではビルや外灯の明かりがあるので、それなりに観れる映像になるが、暗い場所に入ると、スマホの手持ち撮影とそう変わらない手ブレ映像になった。
この辺はやっぱGoProだな〜という感じ。
それでも、HERO 10と比べて暗所撮影に少し強くなっている印象を受ける。
手持ち撮影だと腕の動きもあるので、歩いた時の衝撃で映像がブレる。
日中や明るい場所だとブレを補正してくれるが、夜間や暗い場所だと補正できなくてブレた映像になる。
この夜間の手ブレを解消するには、GoPro対応のスタビライザーを使う方法がベストだが、それをやるともはやスマホとスタビライザーで撮影したほうが綺麗な映像になるので、かなりニッチだし、せっかくのHERO 11 Black Miniのコンパクトさを活かせない。
ヘッドマウントなら映像のブレは多少はマシになるだろうが、街中ではちょっとハズいし不審者度がアップするので避けたい。
アーケード商店街のように照明がある場所は、手ブレ補正が割と効いている。
このような古めかしいシャッター商店街でも、照明があればそれなりに観れる映像になるので、十分明るい近代的なアーケード商店街であれば、薄曇りの日中と変わらないレベルの動画にはできるだろう。
真っ暗な場所から、外灯で照らされたオブジェクトを撮影。
激しく移動しなければ割といい感じ。
撮影用のライト無しでこれなら、割と良いんじゃない?
照明を撮影してもリング状のゴーストが出ないので、その点はiPhoneよりも良い。
撮影用のライトが許される場所なら、率先して使ったほうがいいだろうけど。
スーパー玉出の明るさは異常。
禁忌を犯す連中が普通にいる界隈。
再開発で観光地化されつつあるが、住んでいる人間は変わらないってことか。
というわけで、都会でそれなりに明かりがある場所なら、ゆっくり動けばそれなりに撮影できるかなという感じ。
内蔵マイクだけでも、強風がなければ音もちゃんと拾うし音質も悪くない。スマホ+ジンバルのように、いかにも撮ってます感が無いので悪目立ちしないのも良い。撮影禁止場所ではポケットにサッと入れられるし、撮る時も気軽にできる。街撮りではコンパクトなGoPro HERO 11 Black Miniは、それなりにメリットが大きい。
弱点となる発熱も、冬場なら全く気にならない。
ただし、SuperViewやHyperViewのような超広角はカメラをグリグリ動かすとぐにょ〜〜〜っとなって酔う映像になるし、狭い裏路地のような場所は歩くだけでも壁が湾曲して見えるので、これまた酔う映像になってしまうので注意が必要だ。
編集でいちいち補正したくないなら、日中ならリニア+水平維持、夕方以降ならリニアか広角で撮影するといいかな。