ロングツーリングやキャンプツーリングの積載方法として、サイドバッグを初めて使ってみた。
GIVIから出ている汎用のソフトサイドバッグで、ステー不要で取り付けられるやつだ。
価格も安くて、セールで買えば1万円ちょい。
片側の容量は24-30L、5kgまでの荷物が入る。
左右で約50L前後入るとすれば、積載能力はシートバッグとそう変わらないし、パニアケースほど敷居は高くないなと思い導入してみたが、なかなかこれはこれでムズかった。
主に、取り付け作業が。
GIVIサイドバッグ EA101Bの取り付け
GIVI公式の取り付け方法では、シートの下に2本のベルクロを挟むんだけど、シートの形状によってはそれができない。MT-09のシートだと、シートをロックする爪やシートを支える足とベルクロが干渉してしまう。無理やりはめると、今度はシートを外しにくくなってしまう。
これがムズい。
いろいろ試した結果、上・上・下の固定方法に落ち着いた。
位置決めも定まるまでは難しく、試行錯誤が必要になる。
ステーのないタイプなので、リアキャリアなどにも固定する。
後ろのゴムフックは、TANAXの荷掛けフックプレートに取り付けた。
このプレートは安いのでおすすめ。
タナックス バイク用荷掛けフック MF-4729
ステーの無いサイドバッグはバイクの車体に固定することになる。つまり、サイドカバーなどに直接触れる。
サイドバッグによるスレ傷を防止するために、テープ式のボディ保護フィルムを貼り付けた。
1回のツーリングで使うだけなら、普通の養生テープでもいいけどね。
サイドバッグにして良かった点
- 走行ポジションそのままで荷物を積載できる
- 乗り降りも楽
- シートバッグのように背中を圧迫されないので快適
- 重心が下にあるので安定感がある
- トップケースを開けられる
そもそもサイドバッグにした最大の理由は、キャンピングシートバッグだと常に背中が圧迫されるのと、ポジションが前気味になってしまうのが不快すぎたから。サイドバッグにすると、その不満が完全に解消された。
汎用サイドバッグのデメリット
- 取り付けが面倒(シートバッグと比べて)
- サイドカバーなどを養生するのが面倒
- あまり重い荷物は入れられない
- 拡張すると頼りなくなる(キャンピングシートバッグも同じ)
それなりにデメリットもあるけど、乗車時の快適性はかなりアップするので、これからはコレで行くかも。
でも、やっぱりステーいるかー?
調べたら、YAMAHA純正のソフトサイドバッグ用のステーがMT-09とMT-07に対応していた。
ステー部分は中空のステンレス、取り付け部分が樹脂パーツという独特なステー。
耐久性に不安が残るけど、走行中のバタつきは抑えられるそうだ。使わない時に取り外せるのもいい。
汎用のソフトサイドバッグにも使えないことも無さそうだし。機会があれば使ってみようかな。
GIVI サイドバッグ 各24~30L 容量可変式 左右セット EA101B 94356
【仕様1】容量:24-30L(片側) 最大積載重量:5kg(片側)
【仕様2】サイズ:高さ290×幅470×奥行180-280mm(片側) 本体重量:2.6kg