GoPro HERO 8/9/10のファイルサイズを4GB→12GBに制限解除する

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GoPro HERO 10 Blackのファイルサイズは32bit環境に合わせて4GB刻みになっているので、長時間撮影すると4GBのmp4ファイルが複数作られる。

取り込んで編集する時には時系列に並べて使うし、ファイル名は規則性が無いように見えて実はある(連続しているファイル名は一部が連番になる)ので、そのままでも特に問題は無いのだが、GoPro Labsのファームウェアを入れて機能拡張を行えば、ファイルの制限を4GB→12GBに変更することができる。

ノーリスクで簡単にできるというので試してみた。

GoPro Labsでは、正式なファームウェアには未搭載の機能があり、専用のファームウェアを入れることでこれらの機能を実装することができる。

数時間または数日間にわたる長時間のタイムラプスや、USB電源を検知すると自動的に録画を開始・停止することができるUSB電源トリガーなどの機能があり、中でも実用性が高そうなのが12GBチャプターというもので、これは前述の通り、通常は4GBまでのファイル制限を12GBまで緩和できる機能だ。

GoProHERO10 filelimit 12GB 05

まずはGoPro Labsのファームウェアをインストールする。

zipファイルを解凍して出来たフォルダをUPDATEにリネームしてmicroSDにコピー。それをGoPro HEROに挿入して電源を入れるだけで自動的にインストールされる。

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これらの機能を追加するには、専用のQRコードをGoPro HEROで読み取る。

今回は、12GB制限解除のLarger Chapter SupportのQRコードを読み取った。

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元に戻したい時は、Enable Large Chaptersのチェックを外した状態のQRコードを読み取ればいい。

この12GBへのファイル制限解除は、HERO8, HERO9, HERO10, MAXで使うことができる。

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4K@60fpsで撮影していると、20:46で熱暴走で自動的に撮影がシャットダウンされた。

なので12GBの最大容量でmp4ファイルを作ることはできなかったが、9GBちょいという巨大なファイルが生成されていることを確認した。生成されたファイルは正常に機能したが、20分あたりで熱暴走するようならちょっと厳しいかもしれない。熱暴走を考えると、手持ちのカメラとしてはやや厳しい部分がある。ただ、熱暴走で強制シャットダウンされたとしても、撮影した動画はちゃんと残されているので、そこまで深刻な問題というわけでもないけど。

常に風を浴びるバイク動画なら冷却も十分だし、長回しする機会が多いので、12GBへのファイル制限解除は使えるかもしれない。逆に、そこまで長回しして撮影しない手持ちの動画の場合は、4GB刻みでも12GB刻みでもあまり変わらない。

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HERO10なら使ってもいい

このファイルサイズの4GB制限解除は、HERO8以降で使うことができるがスペック的にあまり推奨されない。熱暴走などで停止することもあるし、その場合ファイルが消失する危険性もある。

一方で、HERO11では標準で12GBまでファイルサイズが生成できるようになっているので、スペック的には足りていることがわかる。長時間撮影であっても、バイクの走行風が当たっている状態なら12GBまでのファイルを生成できているので、それは間違いないだろう。

なら、同じSoCを搭載しているHERO 10でもスペックは足りているということだ。HERO 11は標準なので必要ないし、この機能はHERO 10でのみ使うといいだろう。