PCXのフロントブレーキが、走行するとシュシュシュとなる問題。
明らかにブレーキを引きずっている症状。
一度外して、ピストンを清掃することにしました。
コンビブレーキなのでOHは面倒(コンビブレーキ側のマスターシリンダーはカウルの中にある)ということで、ピストンをもみ出して清掃するだけですが、これでも十分効果あり。なぜなら・・・今までやっていなかったから!
ブレーキパッドを取り外してブレーキレバーを何回か握り、ピストンをある程度出してチェック。ピストンはブレーキダストで真っ黒でした。
コンビブレーキ側はリアブレーキレバーを握ると出てきます。
洗浄とグリスアップ。
洗浄したピストンにちょっとだけグリスを塗って押し込み、また揉み出してグリスを拭き取るという作業で滑らかにしていきます。オーバーホールの時は、ピストンにブレーキフルードを塗って組み込みますが、今回はグリスでやりました。
モトメンテかガルルのメンテ記事で読んだので試してみたけど、いい感じ。
ピストンは奥まで押し込んでおきます。
ゴムブーツはシリコンスプレー吹いて綺麗に。
流石によれているけどまだ使えそう。
この手のパーツは地味に高いので、できれば無交換でいきたいところ。
後は、ブレーキパッドをヤスリでちょっと研磨して組み込み。
メンテの効果はてきめん。
ブレーキの引きずりは無くなり、加速はスムーズに。
これまでは、ブレーキをガッツリかけるとピストンが戻らずに「シュシュシュ」と接触音がしていましたが、そんなのは一切無くなりました。
コンビブレーキ側のピストンも清掃したのが大きかったようです。
- Fブレーキキャリパー取り付けボルト:30 N.m
- パッドピン:18 N.m