前回のつづき、PCXリアタイヤの交換です。
走行距離9,000kmを超えて消耗しきった純正リアタイヤを、ピレリの「DIABLO SCOOTER」に交換しました。
納車時から共に走ってきた純正タイヤは、スリップサインも消えてしまってツルツルになっていました。
PCXのリアタイヤを外す手順
- プラグ側のサイドアンダーカウルを外す。
- マフラーを外す。
- スイングアームを外す。
- リヤインナーフェンダーをずらして、リヤタイヤを取り外す。
問題は、リヤアクスルナットの鬼トルク。
118N.mで締まっているので、それ以上のトルクに対応した電動インパクトレンチなどは必須です。当然、締め付ける際には同じく118N.mのトルクで締め付けられるトルクレンチも必要です。
電動インパクトは、締め付けトルク300N.m対応のものを買いました。
リヤアクスルナットの取り外しは、センタースタンドを立てて、タイラップでリヤブレーキを固定してから電動インパクトで。取り付け時は、最初センタースタンドで、締め込むときにタイヤが空回りしたらサイドスタンドで。
タイヤの取り外しは、手前に引っ張るだけだとインナーフェンダーに接触するので、そこから斜め後ろに引っ張る感じで。
リヤ周りは、ドロや埃でかなり汚れているので、タイヤ取り外したこの機会に清掃しておきたいところ。
やっとタイヤを交換する
この「DIABLO SCOOTER」、なかなか固いですね。純正タイヤがペラペラに感じる程の違いがあります。
なので、組むのがちょっとしんどかったのと、ビードが上がりにくかったです。初めての人が組むべきタイヤじゃないかも。
ビードが上がりにくいときの対処法
- 上がらないビードの部分に、ビードクリームやシリコンスプレーで潤滑。
- タイヤを立てて上に乗りながらエア注入。
- ラチェット式タイダウンベルトでセンターを締め付けてエア注入。
サイドウォールが固いからか、エアを注入してすぐには「パン、、、パン」とビードが上がらず。エアを満タンに装填した状態でしばらく待っていると、ビードがじわじわ〜っと上がってきて「パン!」となる感じで、なんとかビードが上がりました。
DIABLO SCOOTERの感想
純正タイヤからの大きな変化。
まずは、このタイヤパターンでしょう。迫力アップ!これだけで、優等生な見た目のPCXがちょっとヤンチャな印象になります。
次に体感できる変化ですが、クッション性がかなり向上しました。
具体的には、アスファルトではなくコンクリートの坂道で、これまでなら路面の凹凸をそのまま拾ってガッタンガッタン振動していたのが、このDIABLO SCOOTERでは、タイヤが衝撃を吸収してくれるようで、ある程度スムーズに安定して走ることが出来るようになりました。アスファルトでの安定性の向上は言うまでもありません。
当然ながら、グリップもかなり良くなりますので、純正タイヤで走っていた時の不安感はかなり改善されます。それでいて、タイヤライフも6000kmくらいは保つそうですから、コストパフォーマンスはかなり高いといえます。
- PCXマフラーガスケット:18291kvb900
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