6月に注文していた空調服が中国から届いた。
メッシュジャケットの下に着用するのでベストタイプにした。価格は日本円で1,500円くらい。これなら後腐れなく使い倒せるわ。
というわけで早速、バイクで使えるか試してみた。
夏場のバイク乗りの最大の敵が“信号待ち”だ。
真夏でも走っていれば案外マシなものだが、信号で止まると地獄が待っている。
それを空調服で補うことはできるのだろうか?
空調ベストを使ってみる
空調服の仕組みはシンプル。
2箇所に穴が開いていて、そこに冷却ファンを取り付ける。このファンは吸気になっていて、外気を服の中に取り込み、それを袖や襟元から排出することで体を冷やすというグッズだ。
電源はモバイルバッテリーが使える。
夏場にモバイルバッテリーを身に着けたくないという人は、USBケーブルを延長すればバイクのUSBポートからでも給電できる。
実験はめちゃくちゃ暑い日の午後。1日で最も気温が上昇する14時〜16時頃に、メッシュジャケットの下に空調服を着てバイクに乗って試してみた。
果たして効果の程は?
正しい着用方法はこっちかもしれない!
後日、空調ベストをメッシュジャケットの上に着てみた。
これだと空調ベストが潰れないので、中に空気が取り込まれる。メッシュジャケットの中に着た時よりも冷却効果がある。といっても、やはり外気がそこまで暑くない場合に限られる。真っ昼間の市街地で温められた風だと、冷却効果は微々たるものだ。それでも信号待ちでは多少・・・ほんとに僅かながらマシに感じる。
バッテリーの消費量は大きい
数回使っていると、バッテリーの消費量が結構多いことに気づいた。
いくつかモバイルバッテリーで試した所、ファンを2つ同時に回すからだろう2.1A出力ができるモバイルバッテリーでしか動作しなかった。しかも、それでも長時間の使用はできない。10000mAhで2時間ほどが限界な気がする。それを過ぎると明らかにファンの回転数が落ちる。バッテリー残量があるのにだ。バッテリーの電圧が低下しているのか、熱でモバイルバッテリーの保護機能が働いているだけなのかは定かではないが、とにかく、この時期に連続使用するなら電源は複数確保しておく必要があるだろう。
延長ケーブルでバイクから取ったほうがいいかもしれない。
バイク整備の時に使える!
この時期のバイク整備はできればやりたくないが、どうしてもタイヤ交換をする必要があったので空調ベストを着てやってみた。タイヤ交換は普通のメンテよりも体力を使う作業なので汗だく必至だが、空調ベストからの風は結構効果があるようで、何もない状態でやるよりも全然楽だった。
バイクに乗る時用に購入した空調ベストだが、バイク整備時の方が使えるという結果になっている。
バイク整備に限らず、掃除などの屋外作業時にはこれを着ると全然違うので、それなりに使い道は有ると思った。