釣りからの帰り道、480号をチョイスしたのが失敗の始まり。
なんだかんだで8時が過ぎて辺りは真っ暗。
250SBのライトをハイビームにして夜の峠道を走っていると、いきなり目の前に茶色のデカイ物体が!!犬にしてはデカ過ぎる!!おい、鹿じゃねーか!これは終わった。。。一応ブレーキかけとくか・・・(ここまで0.1秒)
そしてドーーン!!っていうかドムッ!!
(マジかよ・・・。)
上り坂であったこと、時速40-50kmくらいで走行していたことが幸いしたのか、吹っ飛ばされることも無く、普通に停車することができた。
しばし呆然。
ガードレール付近にうずくまる鹿。
とりあえず街灯のある場所まで行って、状態を確認するとタイヤが毛虫みたいに。。。タイヤとリムのスキマに、鹿の体毛が挟まっているんだ。
「うげー!」
速攻むしり取る。
見たところそんな異常は無さそうなのと、鹿がいつの間にか消えていたので、とりあえず自走しつつチェックしつつ帰宅することに。
トンネルの直線でスピードを出してみて、直進安定性のテストをしても異常無し。操作性も以前と変わらずだったので、ひとまず安堵。(気分はめちゃくちゃブルーでしたが・・・。)
後日、明るい内に状態のチェック。
唯一のダメージを喰らった場所は、フォークブーツの根元。
角かひづめが当たったのでしょう、削れています。
プラ素材に当たってくれて良かった。
オフ車ベースのモタードということで、この程度で済んだのでしょうか。思っているよりタフなバイクです。
野生動物はやばい!
今まで夜の峠道は結構走っているので、タヌキやイタチに横切られたり、野ウサギに飛び出されたり、猪の子供に併走されたりといった経験はありましたが、それらはすべて安全マージンをとれる距離で発生したものでした。
しかし、今回のこの鹿(馬鹿)は、茂みの中からいきなりバイクめがけてジャンプしてきたので、よけようも無く、追突という憂き目に遭ったわけです。
経験した今となっては“うかつ”だったと思いますが、やはり野生生物に人間の交通ルールなど分かるわけも無く、山を走るときは人間側がお邪魔させてもらっているという事を忘れてはならないと思いました。
ちなみに、友人は花園村周辺でツキノワグマを見たそうです。
もし、今回飛び出してきたのがツキノワグマだったら、バイクも自分も流石にやばかったでしょう。まあ、クマは鹿に比べて頭が良いので、バイクめがけて突っ込んでは来ないでしょうけど。
気をつけねば。