吉野山で出土した80年代の化石バイクはCBR250R(MC17)だった

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吉野山の奥からさらに進むと、天川村に出ることができるルートがある。

かな〜り昔に天川村(っていうか洞川温泉のあたり)に行ったときに侵入を試みたが、トンネルが崩落しているということで通行止めだった。今回は大丈夫っぽいということで行ってみたら・・・まさかの植林の伐採工事で11月30日まで通行止めとなっていた。

仕方ないので吉野山の方まで戻り、休憩してから帰ることにしたが、休憩中にふと崖下をみると斜面にバイクが。

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そこそこ原型を留めている。
あとで調べたら1987年のCBR250R(MC17)というバイクだった。

丸目ライトになる前のCBR250Rで、この翌年の1988年には丸目ライトのCBR250Rが登場している。さらに2年後の1990年には今やプレミアバイクとなったCBR250RR(MC22)が登場していて、この時代のバイクの進化の速さは凄まじいものがある。

MC22と比べると古臭くてあまり人気のないCBR250R(MC17)でも、水冷4気筒の18,000rpmまで回るエンジンを搭載していて最大出力45psを叩き出していた。まさに前世紀の遺物だ。

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カウルが剥がされていて、内部構造が分かりやすくなっていた。

アルミフレームに4気筒エンジン、ここだけ見ると250ccのバイクとは思えない。今で言うミドルクラスの作りだ。

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エンジン周りも最近のバイクとあんまり変わらない。

細かい部分は変わっているけど、基本的な構造は40年以上前から変わっていないということ。それって、40年前の時点で、すでに工業製品として完成されていたということだろうね。

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アルミフレームにサブフレームの構造も今と何も変わらない。

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そして、思いの外錆びていない。
アルミパーツはもちろん、他の金属パーツもいうほど錆びていなかった。

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急斜面で回収も困難な場所にあるので、このまま朽ちていくのだろうけど。

土に還るのは、このバイクより俺の方が早いだろう。

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そして、凄いデカい泥除けである。
これなら泥はねの心配はないだろう。

MT-09にもこのくらいの泥除けつけろ!と言いたくなる。

そして、ブレーキのディスクローターもあんまり錆びていない。

ちょっと意外。

ディスクローターって、雨の日に走ると翌日にはうっすら錆が出ているけど、あれはブレーキダストが錆びているだけなのか。ローター自体はあんまり錆びないものなのか。

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近くにはスーファミやファミコンも埋もれていた。

個人によって家庭ごみとして棄てられてものか、もしくは廃品回収業者が不法投棄したものだろう。一時期は無価値だったスーファミやファミコンも、今やそれなりに売れるので、廃品回収業者が棄てたものだとしたら、そいつはアホである。

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土砂に埋もれていた割には劣化が少ない気がするけど、直射日光が当たらなけば案外劣化しにくいものなのかも。これで雨がかからない場所なら、ワンチャン正常動作の可能性もあったが、さすがにこの状態だと無理だろう。

人知れず朽ちていく化石バイクに化石ゲーム機。日本の山林には、まだまだこういうのがありそうだ。