iPhoneと比べると亀の歩みのような進化スピードでアップデートされているGoPro HERO 12 Blackを使って撮影テストをしてみた。見た目などはHERO 9以降と全く同じなので、ケースなどは使いまわしができる。経済的でありがたい。
HERO 12の主な変更点は、以下の3点となる。
- バッテリー駆動時間がちょっと延長
- Bluetoothオーディオに対応
- Maxレンズ2.0に対応
Bluetoohオーディオは、デバイスの接続から追加できる。
手持ちのワイヤレスイヤホンの内蔵マイクで試してみたが、音質は実用に足るものではなくかなりひどかった。まともなワイヤレスマイクがあれば便利だろうけど、そんなのあります?
ちなみに、Bluetoothオーディオ使用時でもカメラ本体の内蔵マイクでも音声が収録されているので、編集時に変更できるようになっている。
資金的な問題でMaxレンズ2.0は購入できなかったので、Maxレンズ1.0で試す。
Maxレンズ1.0だと、Max SuperView@2.7K@60fpsが限界だが、Maxレンズ2.0なら、Max HyperView@4K@60fpsで水平維持して撮影できる。YouTubeに上げる動画なら、4Kソースでも2.7Kソースでもあんまり変わらんので、さほど重要性は感じないけど、HERO 12を使うならMaxレンズ2.0が欲しくなるね。
チェストマウントだとこんな感じ。
はっきり言ってHERO 10と変わらない。
逆光気味だと、相変わらずこんな感じになるし。
HERO 12最大のメリットは電源周りの最適化かもしれない。
同じ条件で炎天下を走っていたところ、HERO 10が熱暴走してしまった。
「カメラの温度が高すぎます」という表示が出てシャットダウンされた。本体をさわると、めちゃくちゃ発熱していた。ハンドルマウントで風を受けながらでも熱暴走するって・・・。
一方、HERO 12は何事もなかったかのように撮影できていたし、本体の温度もさほど高くなかったので、電源周りの最適化による恩恵を感じた。メインのSoCは変わらなくても電源周りのチップが更新されるだけで、ここまで違いが出るようだ。
正直、HERO 12は無理して買い替えるほどではないけど、割引で4万円以下で購入できるならわりといい買い物になると思う。