GoPro HERO 10 Blackを購入した。
GoProを買うのは実に3世代ぶりだ。
というのも、新しく出たHERO 10 BlackはチップがGP1からGP2へと変わり、カメラレンズもより高解像度なものにアップグレードされたということで、暗所撮影にも強くなっていると公式サイトでもプッシュしていたからだ。バイクで夜間の走行時に少しでも動画が明るくなれば・・・と淡い期待を抱いて購入したGoPro HERO 10 Blackだったが、蓋を開けてみると予想を遥かに超える微妙さだった。
まず微妙なのが本体サイズと重さだ。
GoProは進化と共に大型化していて、9からはめちゃくちゃ大きく重くなってしまった。
9と10は大きさが全く同じで、7と比べるとめちゃくちゃデカい!バッテリーも大きくなっているのだが、バッテリー消費もそれなりにあるので体感でバッテリー駆動時間が延びたという印象も無い。
最初はヘルメットマウントするつもりで購入したけど、この大きさと重さはちょっと無理だと思った。
本体がデカくて重いので、ヘルメットマウントではなくハンドルマウントにして走行テストをしてみた。
気になる画質だが、薄曇りの夕方だったからか全く差が感じられなかった。
次に、手持ちで撮影してみた。
手ブレ補正機能はたしかに凄くて、こんな薄曇りの夕方なのにスタビライザーを取り付けているかのようにスムーズな映像だ。しかも、超広角で動いても気持ち悪い映像にならない。この点に関してはiPhoneよりも優れていると感じた。
次第に日が暮れて薄暗くなってきたら、7と10の暗所撮影の性能の違いも分かってきた。
これはマジで差が無い・・・
むしろ7の方が明るいレベルじゃないか。
よくもこんな性能で暗所撮影が向上!などとアピールできたものである。
10の方が映像はマシだが、明るさは7の方がちょっと明るい。
どちらも最近のスマホと比べると、暗所撮影の性能はかなり劣る。
ただ、外灯などの照明がある場所なら、それなりに綺麗に撮影できるようだ。
つまり、都会の街中なら夜間でもそれなりに撮影できるということ。
7だと都会の街中でもあまり良くなかったので、その点は進化しているのかもしれない。
というわけで、HERO 10 Blackの暗所撮影性能はちょっと・・・いや、かなり期待外れだった。ヘルメットマウントはこれまで通り7で撮影して、ハンドルマウントや手持ち撮影は10という具合で使い分けることにしよう。