外開きドア、特にアパートのドアなどに付けるタイプのセキュリティーロックは種類が豊富ですが、内開きドアとなると殆どありません。
内開きドアの場合、ドアノブを鍵付きのものに交換するのが主流のようですが、それだとお金も手間もかかるため、ここでは、室内の内開きドアに手間もお金も殆ど使わないで、簡易鍵を取り付ける方法を考えてみました。
まずは、内開きドアの内側(部屋側)からのロックができる鍵です。
チェーンタイプのものとラッチタイプのものが種類も豊富で取り付けも簡単。チェーンタイプはチェーンの長さ分ドアに隙間ができるので、ロックをかけている間は絶対に部屋の中を見られたくないのであれば、ラッチタイプがオススメです。
ドアノブの少し上辺りに取り付けるのが一般的。
強度が必要な場合は、ドアの上下に2点設置するのが良いでしょう。
問題は外側から掛ける鍵。
外出時に、部屋の中を家族に散策されたくない場合に有効ですが、前述のように内開き用の物は「ほとんど売っていません」ので、自分で作成するのが手っ取り早いかと思います。
こういうタイプの金具(画像のものは「SIMPSON DPT7」)を2個、それぞれドアとドアの枠に取り付け、南京錠を使えばそれなりの簡易鍵が作成できます。SIMPSONの金具でなくても、同じような形状の金具であればなんでも良いでしょう。できればステンレス素材で頑丈なものを選択したいです。
あくまでも簡易的なもので「鍵が付いている」事で、家族などの侵入者に心理的障壁を与える為ですので、取り付けるネジは普通の木ねじで十分ですが、更にセキュリティを強化したいなら六角コーチスクリューという外しにくいネジもあります。
使う南京錠は首が長めのものを使いましょう。
鍵を持ち歩くのが面倒な方は、パスワードロックタイプを。