ヤマハの3輪スクータートリシティが生産終了、初期型はよく見かけたけど

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Tricity discon 1

ヤマハの3輪スクーター トリシティの生産が終了することが、ヤマハ公式サイトにて告知された。

  • トリシティ125: 2026年夏 生産終了予定
  • トリシティ155: 2026年秋 生産終了予定
  • トリシティ300:生産終了

日本市場向けの生産が終了するということだが、一部の国では今後も販売が継続されるようだ。生産終了の理由としては、高騰する製造コストに見合った需要が見込めなかったため。

確かに、一時期と比べるとあまり見かけなくなった。初期型はうじゃうじゃいたけど、新型の2026年モデルなんて見たことがない。

Tricity discon 3

新型でも、Xフォースばりに絶壁で足を伸ばせない窮屈なフロア。ツーリングに適していないライディングポジションは変わらず。フロントヘビーだからフロントの劣化が早い割に、フロントタイヤ交換やフロントフォークのOHなんて考えると色々と億劫になる。そういうネガティブな部分があるので、手頃なシティコミューターならNMAXを買うのが最も賢い選択なのは間違いない。

ヤマハの3輪といえば、かつてはMT-09ベースのNIKENというバイクもあった。

Niken

コンセプトモデルのようだが実際に販売されたという奇跡のモデル。だが、しかし、普通に売れなかったため、誰も知らない間にラインアップからひっそりと姿を消した。

ハイエンド3輪バイクがコケた一方で、3輪スクーターのトリシティには海外で一定のニーズがあったため、125と155だけでなくXMAXベースの300も追加されたが、こちらは日本では全く人気がなく未だかつて公道を走っているのを見たことがない。

トリシティが登場したのは2014年。

「LMW(Leaning Multi Wheel)」というヤマハ独自の3輪技術を前面に押し出していて、“倒れにくい・安定感がある・初心者でも安心”というコンセプトで売り出された。

最初は125ccのみで、欧州のシティコミューター需要を狙ったモデル。
その後、155cc版が追加され、国内でもそこそこ人気が出た時期があった。

街中でやたら見かけたのはこの頃。

さらに、XMAXベースの300cc版も登場したけど、これは完全に失敗作で、鈍重すぎて誰も乗っていない。公道で見かけたことがないレベル。車体の重さ・メンテの面倒さ・価格の高さが完全に足を引っ張った。

トリシティ自体は、欧州向けのシティコミューターとして開発されたモデルだ。欧州では石畳の路面や悪天候が多く、「フロント2輪で安定性が高いスクーター」という価値がちゃんとあるが、日本のように舗装が綺麗な国だと、フロント2輪のメリットよりもデメリットの方が勝ってしまう。

Xフォースよりも40kgも重いっていうだけで、そりゃもう無理でしょ。

Source: トリシティ155 | ヤマハ発動機