和歌山にある河原の廃墟スポット。
豪雨の影響で日高川が氾濫した爪痕として残っている遺構。
自然のパワーが作り出した退廃的な光景が広がっている。
かろうじて残っている建物は3軒のみ。
川の流れは、写真の右から左に向かって流れている。
ちょうどカーブにあるポイントで、増水時にはカーブから水がオーバーフローしてこの場所を襲った。
鉄骨もへし曲がっている。
水のパワーは恐ろしい。
地名に「水」や「さんずい」が付く場所はかつて水場だった場所なので、水害に遭うリスクが高まるという説があるが、この地名は「田尻」であり、水場を連想させるものではない。
・・・まあ、川の真横なんだけどね。
さらに古い遺構もある。
かつて橋があったようだ。
この近くにはそこそこの規模集落があり、そちらは洪水の被害をほぼ受けていない。このポイントだけが、ピンポイントでやられた形になる。
長年人が住んでいない場所というのは、それなりに理由があるものである。