廃トンネルだけど現役、手掘りの「旧由良トンネル」は和歌山最恐の心霊スポットでもある

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和歌山県にある心霊スポットで上位にランクインするのが「旧由良トンネル」である。

和歌山県中部の由良町と日高町をつなぐ国道42号線の旧道の峠に掘られた古いトンネルで、トンネル内部はレンガと素掘りの二重構造になっている。路面は常に濡れていてドッロドロ。

この旧トンネルでは首なしライダーが出るというベタな怪談があるのみで、実際にここで誰かが亡くなったなどの“いわく”は無い(入り口付近に慰霊碑があるので、工事中の事故はあったようだ)が、トンネルの場所がちょうどいい感じに秘境めいた所にある事と雰囲気が抜群なので、いつからか心霊スポットとして有名になったようだ。

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閉ざされた「旧風吹トンネル」の立地条件が心霊スポット

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和歌山県岩出市にある「旧風吹トンネル」。

大阪との県境にある風吹峠にかつてあったトンネルで、現在は閉鎖されて入れなくなっているが、ここもかつては心霊スポットとして名の知れた存在だったようだ。

しかし、新風吹トンネルが開通してからは心霊スポットとしての噂も鳴りを潜めることになる。

ここが心霊スポットにされた経緯として、真上に火葬場があることが影響しているようだ。峠道にあるトンネル、真上に火葬場がある。心霊トンネルの条件としては十分すぎる立地である。

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行ってみて分かる、大阪の心スポ「犬鳴トンネル」の怖さ

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大阪の心霊スポットとしてかなり有名な「犬鳴トンネル」。

福岡の「旧犬鳴トンネル」と混同されがちだが全く違うトンネルで、現役のトンネルである。

和歌山と大阪の県境にある紀泉山脈の山道を進んでいくといきなり出現する。夜に行くと漆黒の闇の中にポツンとトンネルの部分だけが浮かび上がっており、なかなか不気味。携帯の電波がギリギリで届かない。それがまた恐怖心を煽る。トンネルは直線ではなく途中でカーブしているので、反対側の出口は見えない。

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幻の五新鉄道にある「生子トンネル」からバス停跡を巡る

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奈良県五條市にある心霊スポットの「生子(おぶす)トンネル」。

トンネルの名称は地名の生子町から取られている。“おブス”なトンネルというわけではない。

このトンネルは、かつて計画されていた「五新鉄道」の路線の為に掘られた。

「五新鉄道」は奈良県五條市と和歌山県新宮市をつなぐ鉄道として計画されていたが、第二次世界大戦の影響で工事は途中で中止され、物資不足により計画は頓挫。戦後になり計画の見直しが行われ、未成線となる。その後、路線は舗装され国鉄バスの専用道路として活用されていた。

「五新鉄道」の痕跡は五條市の奈良町に現存していて、しっかり観光地化されているが、こちらはそのままの状態で残されている。

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