大阪西成にある超有名なスポットといえば、やはり飛田新地だろう。
かつて難波遊郭という遊郭があり、その遊郭の代わりとして大正に作られた近代遊郭である。
実は、このエリアはかつて壁で区切られていた!という話を聞いたことがあった。映画などで描かれる江戸時代などの遊郭の描写も壁で囲われていたり堀で区切られていたりするし、当時はそういう造りが普通とされていたのだろう。遊女は家に帰りたくなっても壁に阻まれて逃走することができず、この壁は遊女の間で“嘆きの壁”と呼ばれていたという。
上町断層の段差もうまく利用されていたらしい。
今回、その嘆きの壁の痕跡が残されているということで見に行ってみた。