涼を求めて過疎った山奥に分け入った。
沢沿いを進んでいくと、昭和に栄えたであろう廃村の神社にたどり着いた。
名もなき山の途中、倒木が行く手を遮った。
まるでこの先に行くなと言っているようだ・・・。
って、物理的に行けないんだけどね。
涼しそうな山道を選んだのに意味ねえ・・・というわけで、近くにある天然湧き水で休憩することにした。
大阪と和歌山の県境にかつて存在していた集落「今畑集落」を久しぶりに尋ねてみた。
今畑集落という名前の廃集落は、滋賀県の有名な廃集落郡にもある。この2つの同じ名前の集落は、遠く離れた別の場所にありながらも山奥で不便すぎて廃集落になったという経緯がよく似ている。
ここまでは山奥の廃集落あるあるかもしれないが、さらに不思議なリンクがある。
大阪にある唯一の村、千早赤阪村。
ここには奈良に抜ける街道があり、かつて利用されていた廃トンネル「千早洞」が今でも残されている。
1917年に作られたという素掘りトンネル。
大阪府内にありながら、秘境感溢れるポイントだ。