淡路島の珍スポット「世界平和大観音像」。
淡路島を下道で走る時に必ず目にするのが、兵庫県淡路市のR28沿いにある白い巨大な観音像だ。
単なる巨大な観音像ではなく、かつてはレストランや温泉などの複合施設として経営されていた。
同じ敷地内には五重塔ならぬ「十重の塔」や「自由の女神」などもあったが、2020年の時点で既に撤去されていた。また、「大観音像」自体も2022年中には解体される予定となっている。
世界平和大観音像のこと
- 1977年に建設された巨大建造物で全長100mある
- 中には展望レストランや温泉施設、宴会場などがあった
- 阪神淡路大震災を乗り越え、2006年頃まで営業されていた
- 2014年の台風で体に穴が開いた
- 2022年までには解体される予定
正面から見た姿。
台風被害で脇腹に穴が開いている。
石川県の加賀にある大観音像とは違い、造形的クオリティは低いが、手作り感があってこれはこれで趣がある。おそらく自由の女神を意識して作られたのだろう。
顔面拡大。
首輪の様に見えていたのは展望台。ここから外に出て大阪湾を眺められたようだ。
観音像の目線の先には関西国際空港がある。
よく見るとリボンとスカーフを巻いている。
そして、指がジオングっぽい。
横から見た姿。
開けた場所にあり比較対象物が無いのであまりスケール感を感じないが、台座の部分で20m、本体が80mある。
敷地内への立ち入りは禁止されている。
国有地であること、管理しているのが近畿財務局であることが分かる。
かつては、建物内部に侵入していた者が居たらしく、内部に落書きや破壊の痕跡を確認できる。
台座部分は正十角形で5階建てになっている。
入り口ドアは板のバリケードで封鎖されている。
室内は白壁、家具は殆ど無いが白椅子がポツンとある。
廃ビルのような雰囲気だ。