大阪にある唯一の村、千早赤阪村。
ここには奈良に抜ける街道があり、かつて利用されていた廃トンネル「千早洞」が今でも残されている。
1917年に作られたという素掘りトンネル。
大阪府内にありながら、秘境感溢れるポイントだ。
秘境といっても、実は、そんなに山の奥地ではない。
千早赤阪村のメイン道路からちょっと入って歩くだけである。
トンネルまでの道は立入禁止になっていないので、誰でも自由に入ることができる。
トンネルまでの道。
観光地のように整備はされていないが、そこまで荒れてもいない。
お手頃な秘境スポットとしては、ちょうどいいバランス。
ここが「千早洞」。
かなり小さいトンネル。
入り口は鉄格子があり進入不可。
廃トンネルをいくつかまわっていると、最近になって取って付けたような新しめのバリケードが設置されていることがある。ネットで話題となって多くの人が訪れるようになると、決まってそうなるのだが、ここの鉄格子は時代を感じさせる。相当昔から閉鎖されていることがうかがえる。
入り口は土砂で半分埋まっている。
これも廃トンネルあるある。
そして、なぜか右側から崩落しているパターンが多い。
何か法則でもあるのか。
トンネル内部も崩落しているようで、土砂や湧き水で沼地のようになっている。
これじゃあ、入り口に鉄柵が無くても入る気はしない。
時代劇のロケに使えそうな雰囲気。
当時もこんな感じだったのかな?
観光地化されそうでされない「千早洞」。
そこがいい。
YouTube動画
千早洞の場所
奈良側からバイクで行く場合は、二輪通行禁止のトンネルに注意しよう。