涼を求めて過疎った山奥に分け入った。
沢沿いを進んでいくと、昭和に栄えたであろう廃村の神社にたどり着いた。
犬小屋サイズの建物。
マップ上には「勝手神社」と表記されている。
村のオッサンが勝手に作った神社か?
建物の中にはさらに一回り小さい建物があった。
勝手に作ったにしては屋根のアーチが素晴らしい出来栄え。木材保護塗料を塗っているわけでもないのに紫外線、雨風、台風、雪に晒されながらも未だに原型を保っているところに、杉材の耐久性の高さを感じる。
さらに奥にある集落にも、こういった神社らしきものがあるので見に行く。
とにかく坂が急勾配、しかも落ち葉や落石があるので、悪天候の日にスーパーに買い物にいくだけでも命がけの旅になるだろう。
上の集落は、昭和の村感が漂う場所だった。
お寺のような神社のような集会場のような建物。
これらの集落から、かなり下の方には小学校の廃校がある。
あの集落に住んでいた子どもたちは、あの急勾配の山道を通学路としてここに通ったのだろうか。
過酷すぎるぞ。昔のニッポン!