名もなき山の途中、倒木が行く手を遮った。
まるでこの先に行くなと言っているようだ・・・。
って、物理的に行けないんだけどね。
涼しそうな山道を選んだのに意味ねえ・・・というわけで、近くにある天然湧き水で休憩することにした。
ちょうど飲み物が尽きてしまい、熱中症間際まで体調が逝っていたので助かる。
まさにオアシスだ。
この水は山から染み出した天然水。
上流に民家や養鶏場などは存在しないので、飲めるはず。
しかし、ある懸念が頭をよぎる。
鹿とかタヌキとかイタチとかアナグマとかカモシカとか、そういう動物が上流で死んでいる可能性もゼロではないし、普通にそいつらのウンチが源流にあるかもしれない。
こんな山奥の湧き水であっても、生水を飲むリスクは大きい。
結局、ペットボトルに入れて持ち帰り、煮沸してコーヒーにして飲んだ。
味は・・・コーヒーにしたからわからなかった。