幻の五新鉄道にある「生子トンネル」からバス停跡を巡る

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奈良県五條市にある心霊スポットの「生子(おぶす)トンネル」。

トンネルの名称は地名の生子町から取られている。“おブス”なトンネルというわけではない。

このトンネルは、かつて計画されていた「五新鉄道」の路線の為に掘られた。

「五新鉄道」は奈良県五條市と和歌山県新宮市をつなぐ鉄道として計画されていたが、第二次世界大戦の影響で工事は途中で中止され、物資不足により計画は頓挫。戦後になり計画の見直しが行われ、未成線となる。その後、路線は舗装され国鉄バスの専用道路として活用されていた。

「五新鉄道」の痕跡は五條市の奈良町に現存していて、しっかり観光地化されているが、こちらはそのままの状態で残されている。

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三重県で一番有名な心霊スポット「女鬼トンネル」中は閉ざされている

三重県で有名な心霊スポット「女鬼トンネル」。

女鬼峠にある旧トンネル。
女の鬼と書いて「めき」と読む。

戦前の1934年に作られてから1996年まで現役だった。現在は自然に還りかけており、崩落の危険があることからトンネルの入り口にはバリケードが設置され、中に入ることはできない。

心霊スポットと言われているが、トンネル内部に入れないことから、心霊スポットというよりは秘境・廃墟スポットとしての魅力の方が大きい。

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名前がちょっと怖い読み方の「鹿路トンネル」

奈良の心霊スポットの1つとされている「ろくろトンネル」。

こうやって平仮名で“ろくろ”と書くと、妖怪のろくろ首でも出るのか?と思ってしまうが、漢字で書くと“鹿路”。奈良県桜井市と吉野町をつなぐ山間部のトンネルである。新鹿路トンネルが開通してからは旧トンネルとなったが、集落への道として今も使われている現役のトンネルだ。

鹿路トンネル

  • 奈良県の山間部(標高569m)にある旧トンネル
  • 桜井市側の道は普通だが、吉野町側の道はかなり細く荒れている
  • 交通量はほとんど無い
  • トンネル内には照明があるが、外は外灯が全く無くて真っ暗

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