奈良で最も昭和なアーケード商店街といえば「下渕マーケット」。
建物は木造で明らかに古い。
久しぶりに訪れてみたら、現存はしているものの、そろそろ限界のよう。外観もかなりボロまっていて、ツタまで這っている。
裏側に回ってみた。
ここだけ異様な雰囲気。
アーケードの屋根はあるのだが、雨樋がオーバーフローしていて内部まで水が常に入り込む状態らしく、植物が生い茂っている。
いかにも雑草という感じではなくて、山奥のじめじめした場所に生えているシダとかそれっぽい植物で雰囲気を醸し出している。
いったいどうやってここにこのような植物が生えたのかは謎だ。
植木の土からなのか、鳥の糞に混じった種子なのか?
昭和レトロだなんだと言っているが、大正や明治時代に建てられたような印象を受ける。
最初ここに訪れてから数年が経過したが、知らない間に崩壊が進んでいた。
屋根が雨漏りして土壁が崩れ落ちたらしく、部屋の中が丸見えになっている。
近年、気候が変わって線状降水帯による記録的な大雨が降るようになったので、それで一気に崩壊が加速している気がする。
柱が腐り落ちてシャッターも歪んでいる。
いつ崩れてもおかしくない状態。
地震や大雨などのトリガーで崩壊するのは間違いない。
おばちゃん向けの洋服店だろうか。
ここも壁が無くなっている。
なんか斜めになってるよね。建物が。
やべーぞ!
2021年に訪れた時の方がちゃんと感想を書いててすごい。