和歌山の廃墟スポットとして訪れた中で一番怖かったのが、この「倉谷温泉旅館」。
廃墟スポットなのに心霊スポットのような佇まいで、和歌山県内では間違いなくここが一番ヤバい。
歴史は古く、大正時代から経営されていた温泉旅館らしい。とある理由で1981年に閉業してからは、廃墟化したまま残されている。田んぼの中にある細い山道を進んでいくと、鬱蒼と茂った森の中に埋もれるように出現する様は、かな〜り異様だ。
和風旅館とコンクリートの建造物の2つで構成されていて、和風旅館の方は倒壊の危険がある。管理物件のようだが、特殊な立地からして買い手がつくことはなく、このまま朽ちていくだけだろう。
ここの何が気持ち悪いって、人の視線を感じることだ。
二階の窓から誰かがこちらを見ているような・・・
とにかく、中に誰かが潜んでいてこちらの様子を伺っている気がしてならない。
これがメチャクチャ怖い。
山に飲み込まれようとしている倉谷温泉。
コンクリートの建造物は、室内が荒らされていてゴミまみれで禍々しい。
持ち込まれた不法投棄のゴミなのか?
それとも何者かが住んでいたのか。
やたら生活感があるのはそのせい?
こちらは和風旅館の方。
ザ・和風ホラーな雰囲気。
名作ホラーゲームで「零-ZERO-」という幽霊をカメラで撮影して倒していくものがあったが、その舞台になりそうだ。
この「倉谷温泉」には特に曰くめいた逸話もないし、心霊スポットとしても認知されていないが、それでも怖く感じるのは、人の気配をやたら感じるということに尽きる。廃ホテルなどでは中に人が住み着いていることもあるようだが、流石にここまで崩壊した山奥の廃旅館に住人はいないだろうが・・・。
YouTube動画
倉谷温泉の場所
道は険しく細いので車でのアクセスは危険。まれに対向車として軽トラが来る可能性もあり。