和歌山県岩出市にある「旧風吹トンネル」。
大阪との県境にある風吹峠にかつてあったトンネルで、現在は閉鎖されて入れなくなっているが、ここもかつては心霊スポットとして名の知れた存在だったようだ。
しかし、新風吹トンネルが開通してからは心霊スポットとしての噂も鳴りを潜めることになる。
ここが心霊スポットにされた経緯として、真上に火葬場があることが影響しているようだ。峠道にあるトンネル、真上に火葬場がある。心霊トンネルの条件としては十分すぎる立地である。
旧風吹トンネル
- 1999年まで利用されていたトンネル
- 火葬場の真下に位置する
- 現在は封鎖されて入れない
立地条件は心霊トンネルとしてふさわしいが、特に曰くといったものは無い。
2007年にトレーラーとトラックの事故が、2009年にはトレーラーとダンプの事故、2010年には自家用車の単独事故が発生しているが、これらは全て新風吹トンネルの方で発生したもので、旧風吹トンネルで発生したものではないという事ははっきりさせておく必要がある。
旧風吹トンネル内部。
今は単なる資材置き場となっている。
火葬場方面で進むと、トンネルの反対側が見える。
こちらも閉鎖されていて中には入れない。
そして、トンネル内での事故。クネクネの峠道に心霊トンネル、交通に対して畏怖の念があった時代の方が事故が少なかったのではないだろうか。単に、荒い運転をしている車がトンネル内で事故っただけではあるが、旧風吹トンネルと新風吹トンネルは隣接しており、何らかの因果関係があった可能性も否定できない。